日本の中高校生の一ヶ月辺りの（漫画を除いた）読書数は、
世界の先進国の中でもぶっちぎりの最下位だとか。 

表音文字しか持たない文化圏と日本を表面的に比較しても意味ないよ。
あいつらは教育過程で必要な語彙を覚えるのに日本人の何十倍も努力しなければならない。
民族的にそういう自覚が備わっているから実際、半端じゃない量の本を自然に読む癖が付いている。
日本語はそういうところが凄く楽に出来てるから読書程度は教養素養とは思わない。
例えば日本人は中卒程度にもなれば学会誌とか経済誌とか普通に読むことが出来るけど、
英語圏なんかはプロフェッサーやエグゼクティヴでも辞書が手放せない人間の方が多い。 

別に日本人が優秀だとか勉強好きとか言っている訳ではない。
言葉の構造上、語彙の習得や読書に対する姿勢と印象が異なると言うこと。
凡例を挙げれば、向こうの小学生は一月〜十二月を正しく覚えるのにとても苦労するし、
俺の知ってる研究者はサイエンスやネイチャーを読むのにやはり辞書を必要とする。
表意文字で比較簡単に語意を伝えられる日本語とは勝手が違うのだ。

オリジナルはゆいぼーど＆ゆいぼーと